遠征記:ウェサン島沖、ケージの沈下と引き揚げの舞台裏
フランス最西端、英仏海峡と大西洋が交わるウェサン島のスティフ湾にて、ドワイヤール・マエの最も大胆なプロジェクトが毎年行われています。優雅な試飲室から遠く離れた海上で、荒波と潮汐、そしてプロ潜水士たちの手によって繰り広げられる海洋冒険の記録です。
スティフ湾への出港と沈下
夜明けの港で、厚いワックスで封印されたボトルが頑丈なステンレス製ケージに収められます。海洋学者が選定した水深60メートルの海底へと、クレーンと潜水士の誘導によってケージがゆっくりと沈められていきます。
1年後の引き揚げ:海の芸術品
1年後、引き揚げ船のウインチがケージを海中から巻き上げると、海が創り出した奇跡の姿が現れます。フジツボ(Balanus crenatus)や海洋性の石灰質生物がガラスにびっしりと定着し、1本として同じもののない自然のアートピースへと昇華しています。
ヴェルテュでの繊細な手作業
ドメーヌに運ばれたボトルは、熟練の職人によって真水とブラシで1本ずつ丁寧に清掃されます。ラベルの文字が読めるよう配慮しつつ、海の記憶である貝殻はそのまま大切に残されます。数量限定の貴重なボトルを、ぜひエディション・イマーションでご覧ください。
よくあるご質問
海底での作業は誰が行っているのですか?
外洋深海での作業資格を持つブルターニュのプロフェッショナル潜水士チームが担当しています。
ボトルに付いている貝殻は本物ですか?
100%本物の自然生物です。水深60メートルで1年間眠る間に、野生のフジツボが自然に付着したものです。
出荷前にはどのように処理されますか?
ラベルの視認性を確保しつつ付着生物の風合いを壊さないよう、手作業で丁寧に洗浄され、専用ケースに収められます。